ジョグジャカルタ観光のハイライトといえば、やはり世界遺産・ボロブドゥール寺院遺跡群。
8~9世紀に建てられた世界最大級の仏教遺跡であり、1991年にはユネスコ世界文化遺産に登録されています。
今回は実際に訪れて感じたことや観光の流れ、知っておくと役立つポイントを紹介します。
タクシーでボロブドゥールへ
ホテルからボロブドゥールまではタクシーで約1時間30分。
距離は約40kmほどありますが、料金は**約18万ルピア(約1,800円)**と驚くほどリーズナブルでした。
日本なら倍以上はかかりそうな距離なので、この安さには驚きです。
移動中はのどかな田園風景や村の様子を眺めながら、ジョグジャカルタ郊外の雰囲気を楽しむことができました。
運転手さんの「帰りも迎えに来るよ!」
ボロブドゥールに近づくと、運転手さんから
「帰りも待ってるから、ホテルまで送るよ!」
と提案されました。
親切心なのか営業なのかは分かりません(笑)。
とはいえ、帰りの交通手段を探す手間もなくなるためお願いすることに。
結果的には、この判断が大正解でした。
チケット売り場が意外と複雑
ボロブドゥールは世界遺産ということもあり、入場システムが少し特殊です。
敷地内は非常に広く、チケット売り場や待機場所、シャトルバス乗り場などが点在しています。
初めて訪れると、
「どこへ行けばいいの?」
となる人も多いはず。
そんな中、運転手さんがチケットカウンターまで案内してくれたので、本当に助かりました。

YouTubeで予習した情報とは違った
旅行前にはYouTubeで予習をしていました。
「予約時間になるまで待機して、時間になったら案内される」
という情報だったので、そのつもりでいたのですが……
運転手さんはどんどん先へ進んでいきます。
さらに進むと、どう見てもチケットチェックがありそうな場所へ。
「えっ、大丈夫なの?」
と聞いても、
「大丈夫、大丈夫。」
という感じ。
半信半疑で付いていくと、実はこれが正解でした。
今思えば、完全に現地の流れを把握していたのでしょう。
シャトルバスに乗るためにも前へ進む必要があった
ボロブドゥールでは予約時間になると、遺跡近くまでシャトルバスで移動します。
私たち夫婦だけだったら、おそらくチケット売り場付近でずっと待っていたと思います。
運転手さんが積極的に案内してくれたおかげで、スムーズに受付まで進むことができました。
現地を知っている人の存在は本当に心強いですね。

遺跡保護のため専用サンダルへ履き替える
ボロブドゥールでは遺跡保護のため、専用のサンダルへ履き替えます。
このサンダルはレンタルではなく、そのまま記念として持ち帰ることができます。

世界遺産の記念品としてはかなり嬉しいサービスでした。
そしてここで運転手さんが一言。
「靴は預かっておくよ。」
無料で預かってくれるとのことだったので、そのままお願いしました。
今思うと……
「帰りもちゃんと迎えに来るから安心してね。」
という意味だったのか、それとも
「他のタクシーに乗らないようにする作戦だったのか(笑)」
真相は分かりませんが、おかげで身軽に観光できたので助かりました。
英語ツアー開始!……でも全然聞き取れない
ボロブドゥールは現在、遺跡保護のため自由見学ではなくガイド付きツアー形式となっています。
受付で番号が呼ばれると、いよいよガイドツアーがスタート。
事前に少し英語を勉強していたので、
「何とかなるだろう!」
と思っていましたが……
ガイドさんの英語はインドネシア訛りがかなり強く、ほとんど聞き取れません(笑)。
単語は分かるものの、文章になると理解が難しく、途中からは雰囲気で楽しむことにしました。
それでも圧倒される存在感
英語が聞き取れなくても、そんなことは気にならないほどボロブドゥールは圧巻でした。
巨大な石造建築が目の前に現れた瞬間、
「これが1,200年以上前に造られたのか……」
と思わず息をのみます。

どこを歩いても写真映えする景色ばかり。
気付けばシャッターを押す手が止まりませんでした。
石積みの精巧さや、遠くまで見渡せるジャワ島の風景など、実際に訪れなければ味わえないスケール感があります。

ボロブドゥール寺院遺跡群とは?
ボロブドゥールは8~9世紀頃、シャイレンドラ王朝によって建立された仏教寺院です。
高さ約35m、約200万個もの安山岩を積み上げて建設され、世界最大級の仏教遺跡として知られています。
寺院は9層構造となっており、下層から上層へ進むことで、仏教における
- 欲望の世界
- 修行の世界
- 悟りの世界
へと至る道のりを表現しています。
つまり、寺院全体が一つの巨大な仏教世界を表しているのです。
約2,600枚ものレリーフ
壁面には約2,600枚ものレリーフが刻まれています。
お釈迦様の生涯や仏教の教えだけでなく、当時のジャワ島の暮らしや船、動物なども細かく描かれており、歴史資料としても非常に価値があります。
一つひとつ見て回るだけでも数時間は必要なほどです。



ストゥーパの中には仏像
最上部には72基もの鐘のような形をしたストゥーパ(仏塔)が並びます。
その中には仏像が安置されており、かつては穴から手を入れて仏像に触れると願いが叶うという言い伝えもありました。
現在は遺跡保護の観点から触れることはできませんが、その神秘的な光景はボロブドゥールを象徴する景色の一つです。

世界遺産を未来へ残すために
ボロブドゥールは長年、多くの観光客による摩耗が問題となっていました。
そのため現在では、一日に遺跡へ登れる人数を制限し、ガイド付きツアーのみで見学するなど、保存を最優先にした運営が行われています。
観光客としては少し自由度が下がりますが、この貴重な文化遺産を未来へ残すためには必要な取り組みだと感じました。

ツアー終了後はタクシー運転手と合流
事前にインスタグラムを好感し、ツアーが終了したことを告げると出口で待っていてくれていました。人質(笑)の靴を返してもらい、ジョグジャカルタで人気のレストランまでタクシーで送っていただきました。
まとめ
ボロブドゥールは写真で見るだけでも十分迫力がありますが、実際に目の前に立つと、そのスケールや歴史の重みに圧倒されます。
ガイドの英語はほとんど聞き取れませんでしたが(笑)、それでも「来てよかった」と心から思える世界遺産でした。
また、今回お世話になったタクシー運転手さんのおかげで、複雑な受付やシャトルバスの流れもスムーズに進めたのは、とても印象に残っています。
ジョグジャカルタを訪れるなら、ボロブドゥールは絶対に外せない観光スポットです。歴史や建築、美しい景観を一度に味わえる、まさにインドネシアを代表する世界遺産でした。